私は大学時代に認知科学を学び、将来はロボットに関わる仕事に就きたいと考えていました。なかでも生活支援分野を中心とするサービスロボットに興味を持ち、開発者ではなく、世の中に普及していく仕事を求めていました。しかし、私が社会人になった2008年頃は、サービスロボットに関する仕事はあまりなく、ロボット=自動化の観点からマテリアルハンドリングを扱う大手メーカーに就職しました。一方で、私のサービスロボットへの思いは断ちがたく、身体に装着して動作の補助・増幅・代替を行なう装着型ロボットを開発するベンチャー企業に転職。そこで生産管理や調達業務に携りました。仕事そのものにはやりがいを感じていましたがベンチャー企業だけに待遇面が不十分で、やむなくコンサルティングファームへ転職することになります。コンサルではロボットの社会実装や研究開発の加速を目的として経産省が推進するWorld Robot Summitの事務局運営などを担当しました。ただ、今度は多忙すぎてワークライフバランスが崩れてしまいました。大学卒業時と異なり、今では大手外食チェーンのレストランで配膳ロボットを見かけるなど、サービスロボットの仕事に携われる機会も増えています。そこで40歳を機に、新たにサービスロボットにも関われる新たな環境を模索するようになりました。
転職に際して私が重視したのは優先順に「ワークライフバランス」「一定の年収」「やりがい」の3つです。それまでのキャリアを通して、いくら仕事にやりがいを感じられたとしても、私生活を犠牲にはできないと痛感していました。そんなとき、利用していた転職サービスで、三菱HCキャピタルの人事の方から直接連絡をいただきました。それまでリース業界という選択肢はまったく頭になかったのですが、三菱HCキャピタルが伝統的なリース業以外の新たな事業創出をめざし、ロボティクス事業を立ち上げたこと、プロジェクトのような完結型ではなく、中長期にわたってロボット事業を断続的に発展させていくことを知り、大いに興味を持ちました。また、求める人物像として、新規事業開発経験やサービスロボット分野における知見、ロボットベンダーなど関連プレイヤーとのコネクションなどが示されており、これまでのキャリアに一番マッチしていることも魅力に感じました。もちろんワークライフバランスや一定の年収という転職条件もクリアしており、その将来に大きな期待を持って入社を決意しました。
現在は物流分野担当として、倉庫自動化の企画提案を行なっています。具体的には、物流施設の自動化をめざすお客さまへのヒアリングや倉庫現場の確認を行ない、お客さまに合った自動化を企画する業務です。ただの「提案」ではなく「企画提案」という言葉を使うのには意図があります。自動化設備のカタログを提示するだけでも「提案」になり得ますが、私は「企画」とはお客さまのさまざまな状況を考慮し、同じ設備であってもお客さまごとに提案内容を変えていくことだと考えているからです。お客さまそれぞれの事情に合致した、導入効果の高い自動化の「企画提案」を行うことで必ず良い反応をいただくことができ、大きなやりがいを感じます。そのためにはお客さまが抱える課題の中でも重要と想定されるポイントをおさえ、しっかりと資料に落とし込むことが必要です。お客さまの抱える課題を自分事として理解していることを示すことが、信頼関係を築く第一歩です。こうした企画提案ができるのは三菱HCキャピタルが自社製品に拘束されないベンダーフリーであり、イニシャルコストを抑えるなどリース会社ならではのスキームを活用できる点にあります。お客さまの自動化の課題には大きなものや小さいもの、今すぐ対策が必要なものや今後の検討事項とすべきものなどがありますが、これらを整理して現実的な課題解決策を提示することが重要です。
まずはこれまでの経験年数が長い倉庫自動化の分野で業務に励みつつ、三菱HCキャピタルの持つファイナンス機能や社内外ネットワーク等への理解を深めたいと考えています。実は物流の現場では必ずしも重要視されていない点ではありますが、リーススキームの財務や税務のメリットを示すことで企画提案の採用率はぐんと高まります。その意味でも私自身がファイナンス知識を高めることが重要だと思います。また、学生時代から大きな関心を寄せているサービスロボット分野への関与については、すぐ近くにサービス分野で取り組んでいるメンバーもおり、いずれは私にもチャンスが巡ってくることを期待しています。また、現在私が携っている倉庫においても、清掃ロボットといったサービスロボットのニーズが高まっており、サービスロボットの普及に貢献したいという夢の実現は確実に近づいていると感じています。また、転職時にもっとも重視していたワークライフバランスは大幅に改善しました。コンサル時代は休日にもPCと向き合っていたものですが、現在は制度的にPCの使用自体ができません。当初は少し戸惑ったのですが、最近ようやく休日は休むものという生活に慣れてきました。今後はワークライフバランスを維持しながら最善の結果を生み出すスタイルを確立していきたいと思っています。
記憶が新しい内に実施した方が効率的。習慣化し申請漏れがないように。
多くの部署の方々と連携するため、メール・電話・チャットを使い分けて緊密に連絡。
課単位や部単位でメンバーや報告の粒度が異なるので、打ち合わせに応じた報告や情報連携を実施。
企画提案に必要な資料等の収集、整理。
課のメンバーと昼食。月に1度の部内ランチ会は全員が参加。
初めて訪問する場合は、ロボティクス事業開発部の紹介と倉庫自動化に関するヒアリングを実施。2回目以降は、お客さまの現地倉庫を視察して、ディスカッションしながら、自動化の具体的検討を実施。
打合せや現地倉庫確認の実施後は、社内外の関係部署に連絡、記憶が新しい内に資料化を実施。
入社後は子どもが起きているうちに帰宅し会話することが増えた。