環境Environment
環境目標・実績
当社は、地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、社会的課題の解決を志向しています。
特に、地球(生態系)や人々の生活・企業活動に重大な影響を及ぼす気候変動は、当社グループにおけるリスクであると同時に、新たな事業機会をもたらすものと考えています。こうした考えを明示するため、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に賛同しています。
また、気候関連財務情報開示の重要性を認識し、SDGsやパリ協定で示された国際的な目標達成への貢献を図るべく、当社グループ各社と連携のうえ、政府・企業・業界団体などの幅広いステークホルダーとの協働を通じて、脱炭素社会の実現に取り組んでいきます。
今後は、TCFDの提言を踏まえ、気候変動に関する開示の充実を図るとともに、お客さまの事業を通じた環境配慮の促進や、当社グループの温室効果ガスの排出量削減に向けた気候変動への対応を強化していきます。
当社は、環境・社会と調和した事業活動を行うため、環境方針を定めています。
- CDP(英語)
- 旧名称:カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト。機関投資家が連携して運営し、英国・ロンドンに事務所をおく非営利団体。環境戦略や温室効果ガスの排出量などの情報開示を求めた質問状を送り、その回答を分析・評価の上、投資家に開示しています。
- グリーンバリュー・チェーン・プラットフォーム
- TCFD(英語)
- 環境データは一部に推計値を含む場合があります。また、データの集計方法などの見直しを適宜行っており、過去の開示データから一部変更されていることがあります。小数点以下の処理により、合計値に差異が生じることもあります。
主な環境実績
エネルギー使用量・温室効果ガス排出量
各項目上段:旧三菱UFJリースグループ
各項目下段:旧日立キャピタルグループ
エネルギー種類 (単位) |
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Scope1 | ガソリン使用量 (kl) |
741 | 465 | 297 | 744 | 単年度目標(単体):直近3年間の水準(平均値)以下 単年度目標達成度:129% |
589 | 569 | 444 | ||||
軽油使用量 (kl) |
4 | 8 | 4 | 108 | ||
36 | 98 | 260 | ||||
灯油使用量 (kl) |
0 | 0 | 0 | 29 | ||
0 | 55 | 51 | ||||
都市ガス使用量 (m3) |
40,889 | 43,871 | 38,265 | 394,151 | ||
386,892 | 283,812 | 340,131 | ||||
プロパンガス使用量 (m3) |
933 | 148 | 0 | 0 | ||
19 | 0 | 0 | ||||
LNG使用量 (m3) |
6,215 | 5,922 | 5,354 | 4,078 | ||
12,877 | 6,408 | 0 | ||||
熱量(Scope1由来) | ガソリン使用量 (GJ) |
20,880 | 16,063 | 10,276 | 25,733 | |
25,141 | 19,701 | 16,474 | ||||
軽油使用量 (GJ) |
421 | 721 | 421 | 10,665 | ||
3,245 | 8,832 | 23,433 | ||||
灯油使用量 (GJ) |
0 | 0 | 0 | 1,060 | ||
0 | 2,010 | 1,864 | ||||
都市ガス使用量 (GJ) |
1,832 | 1,965 | 1,714 | 17,658 | ||
17,333 | 12,715 | 15,238 | ||||
プロパンガス使用量 (GJ) |
104 | 16 | 0 | 0 | ||
2 | 0 | 0 | ||||
LNG使用量 (GJ) |
339 | 323 | 292 | 223 | ||
703 | 350 | 0 | ||||
合計 | 23,575 | 19,089 | 12,704 | 55,340 | ||
46,424 | 43,608 | 57,009 | ||||
CO2排出量(Scope1由来) (t-CO2e) |
2,016 | 1,888 | 820 | 3,449 | ||
2,386 | 2,389 | 2,516 | ||||
Scope2 | 電気使用量 (kWh) |
4,890,270 | 4,123,155 | 4,294,672 | 14,168,540 | 単年度目標:直近3年間の水準(平均値)以下 単年度目標達成度:115% |
9,717,773 | 9,278,931 | 8,874,748 | ||||
うち再エネ使用量 (kwh) |
- | - | - | 3,308,174 | ||
- | - | - | ||||
蒸気・温水・冷却水購入量 (GJ) |
4,482 | 4,421 | 4,241 | 10,601 | ||
0 | 0 | 5,145 | ||||
熱量(Scope2由来) (GJ) |
53,238 | 45,528 | 45,988 | 151,861 | ||
96,886 | 92,511 | 94,697 | ||||
CO2排出量(Scope2由来/ロケーションベース) (t-CO2e) |
2,784 | 2,546 | 2,210 | 7,880 | ||
4,936 | 4,405 | 4,394 | ||||
CO2排出量(Scope2由来/マーケットベース) (t-CO2e) |
2,757 | 2,324 | 2,336 | 6,606 | ||
4,909 | 4,691 | 4,853 | ||||
CO2排出量(Scope1由来・Scope2由来/マーケットベース合計) (t-CO2e) |
12,068 | 11,292 | 10,525 | 10,055 | ||
データカバー率(人数比) | 99.7% | 97.3% | 99.5% | 99.7% |
- GHGプロトコルの算定ルールにもとづき、エネルギー投入量ごとの換算係数は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書による地球温暖化係数を温室効果ガスの排出量をもとに算出しています。
- 対象範囲は、当社グループ(連結)。データカバー率は従業員数(2018年度から2020年度は旧三菱UFJリースグループと旧日立キャピタルグループの従業員数の合計)から算出しています。
サプライチェーンCO2
各項目上段:旧三菱UFJリースグループ
各項目下段:旧日立キャピタルグループ
(単位:t-CO2e)
区分 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Scope1合計 | 2,016 | 1,888 | 820 | 3,449 | ||
2,386 | 2,389 | 2,516 | ||||
Scope2合計(マーケットベース) | 2,757 | 2,324 | 2,336 | 6,606 | ||
4,909 | 4,691 | 4,853 | ||||
Scope3 | カテゴリー1 | 購入した製品サービス | 11,185 | 4,167 | 4,653 | 9,295 |
4,312 | 4,380 | 3,191 | ||||
カテゴリー2 | 資本財 | 426 | 531 | 490 | 4,909 | |
53,260 | 43,163 | 39,585 | ||||
カテゴリー3 | Scope1、2に含まれない 燃料およびエネルギー活動 |
740 | 637 | 516 | 1,464 | |
1,280 | 1,121 | 1,156 | ||||
カテゴリー5 | 事業から出る廃棄物 | 0 | 0 | 0 | 118 | |
704 | 169 | 73 | ||||
カテゴリー6 | 出張 | 418 | 394 | 0 | 286 | |
723 | 672 | 48 | ||||
カテゴリー7 | 雇用者の通勤 | 635 | 646 | 1,922 | 2,492 | |
1,906 | 1,933 | 1,140 | ||||
カテゴリー15 | 投資(PFI) | 0 | 25 | 0 | 0 | |
0 | 223 | 0 | ||||
Scope3合計 | 13,404 | 6,400 | 7,581 | 18,565 | ||
62,185 | 51,661 | 45,193 | ||||
合計 | 18,177 | 10,612 | 10,737 | 28,620 | ||
69,480 | 58,741 | 52,562 |
- カテゴリー13:リース品(下流)は顧客(お客さま)による選定となり、当社グループが排出や排出削減に影響を及ぼすことは難しく、また、必要なデータの収集が困難なため、排出量の算定をしておりません。
- 対象範囲は、当社グループ(連結)。
カテゴリー3、カテゴリー5のデータカバー率はScope1、2に準じています。
サプライチェーンCO2の算定方法
カテゴリー | 算定方法 | ||
---|---|---|---|
活動量 | 原単位 | ||
カテゴリー1 | 購入した製品・サービス |
|
産業連関表ベースの排出原単位 |
カテゴリー2 | 資本財 |
|
資本財価格販売単位当たりの排出原単位 |
カテゴリー3 | Scope1、2に含まれない 燃料およびエネルギー活動 |
|
IDEAv2.3(サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用) |
カテゴリー5 | 事業から出る廃棄物 |
|
廃棄物種類・処理方法別排出原単位 |
カテゴリー6 | 出張 |
|
従業員人数当たり排出原単位 |
カテゴリー7 | 雇用者の通勤 |
|
勤務形態別都市区分別従業員・勤務日数当たり排出原単位 |
カテゴリー15 | 投資(自治体・公共団体へのPFI、不動産事業の融資) |
|
建物用途別・単位面積当たりの排出原単位 |
紙の使用量
各項目上段:旧三菱UFJリースグループ
各項目下段:旧日立キャピタルグループ
(単位:kg)
項目 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
---|---|---|---|---|
紙の使用量 | 45,981 | 52,914 | 24,209 | 792,058 |
3,789,574 | 118,857 | 633,593 | ||
データカバー率 | 78.0% | 75.8% | 76.2% | 80.3% |
- データカバー率は旧三菱UFJリースグループと旧日立キャピタルグループの従業員数の合計から算出しています。
再生可能エネルギーの運転開始済み出力数
各項目上段:旧三菱UFJリースグループ
各項目下段:旧日立キャピタルグループ
(単位:MW)
項目 | 2020年度 | 2021年度 |
---|---|---|
太陽光発電 | 771 | 907 |
136 | ||
風力発電 | 41 | 298 |
187 | ||
合計 | 813 | 1,205 |
323 |
- 持分法投資残高を含む管理会計値。ファイナンス案件分は含んでおりません。
太陽光・風力発電事業およびソーラーPPA(電力販売契約:Power Purchase Agreement)事業、VPP(Virtual Power Plant)実証事業が対象となります。
環境会計
環境コスト
(単位:百万円)
分類 | 取り組み | 2021年度 | |
---|---|---|---|
投資 | 費用 | ||
事業エリアコスト | 温室効果ガス・廃棄物削減・処理 | 0.0 | 1.9 |
上・下流コスト | 環境配慮型商品・サービスの提供、グリーン購入やリサイクルのために要した追加費用 | 31,300.0 | 1,012.5 |
管理活動コスト | 環境データ管理・集計、環境マネジメントシステムの維持・管理、環境教育・情報発信 | 2.6 | 41.9 |
社会活動コスト | 事業場周辺の清掃や地域の環境保護活動 | 0.0 | 3.0 |
- 対象は当社(単体)。
- 研究開発費は、業務の特性上、発生しないため、割愛しています。
環境損傷コストは、2021年度において発生しておりません。