マテリアリティ(重要課題)

当社は、当社グループが持続的に成長するうえで優先的に取り組むべきテーマとして、以下の6つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
近年における温暖化による気候変動、人口増加、都市化、資源不足といった地球規模のメガトレンドを背景に、私たちの生活や社会環境はグローバルに大きく変化しており、企業には、脱炭素社会の推進や循環型経済の構築など、多くの課題解決に向けた取り組みが求められています。
当社グループにおいては、今回特定したマテリアリティの重要性を認識したうえで、課題解決に向けた実効性のある経営、事業活動に取り組んでいきます。

当社グループのマテリアリティ

マテリアリティ 重要性が高いと考える背景 SDGsとの関係
①脱炭素社会の推進 脱炭素社会の実現に向けた取り組みは、喫緊の課題として、世界的に認知されており、再生可能エネルギー投資、EV化の促進などの成長・有力分野における当社グループの貢献の余地は大きい。
この社会的課題の解決に逆行する取り組みの峻別などは、事業面における影響も大きく、重要性が高い。
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに13 気候変動に具体的な対策を
②サーキュラーエコノミーの実現 自社ならびに社会における廃棄を減らすこと、アセットの新たな価値を最大限に活用し、循環型社会に貢献することは、リース業界のリーディングカンパニーとして、その重要性が高い。
パートナーとの連携を強化することで、持続可能で豊かな社会の実現に貢献できる。
6 安全な水とトイレを世界中に12 つくる責任 つかう責任14 海の豊かさを守ろう15 陸の豊かさも守ろう
③強靭な社会インフラの構築 修繕期や再構築期を迎えている国内インフラの整備や、さまざまなパートナーと協業する海外のインフラ支援の積極的な展開、スマートシティの構築は、多くの機会を有する領域。
企業間の連携を支援する仕組みの構築、サービスの提供により、その事業の多様化や高度化、効率化に貢献できる。
9 産業と技術革新の基盤をつくろう11 住み続けられるまちづくりを
④健康で豊かな生活の実現 当社を取り巻く、多くのステークホルダーの健康および安全・安心・文化的な生活の保全に関わるサービスの創出と提供は、豊かな未来の実現に向けて、その重要性が高い。
企業活動における価値と信頼の源泉は人材であり、社員のモチベーション向上、優秀な人材の獲得なども、その意義は大きい。
3 すべての人に健康と福祉を5 ジェンダー平等を実現しよう8 働きがいも 経済成長も
⑤最新技術を駆使した事業の創出 お客さまのDX推進におけるファイナンスニーズを捉え、自社のテクノロジーやデジタル技術の利活用により、その解決を図ることは、新たな事業モデルの開発を促進するもの。
代替エネルギーの利活用に伴うサプライチェーンの構築も含めて、多様性と新規性を兼ね備えた事業創出の機会として重要性が高い。
8 働きがいも 経済成長も9 産業と技術革新の基盤をつくろう
⑥世界各地との共生 国や地域により、抱えている社会的課題は異なることから、地域密着で独自のニーズを捉え、各国・地域のパートナーとの協業などをもって、その解決を図ることの意義は大きい。
当社グループの総合力を発揮することで、ともに成長する社会を実現できる。
8 働きがいも 経済成長も17 パートナーシップで目標を達成しよう

サステナビリティの基本方針

当社は、2021年4月1日の経営統合をもって、グローバルに多くのステークホルダーとのつながりを構築しており、社会的課題の解決に貢献できる、大きなポテンシャルを有しているものと自任しています。そのうえで、お客さまやパートナー企業とともに社会価値を創出することで、持続可能で豊かな未来に貢献していくことを当社のありたい姿として「経営理念」に掲げ、その実現に向けて取り組んでいく姿勢を「経営ビジョン」として定めています。この経営理念、経営ビジョン、さらには、今回特定したマテリアリティを一体とした姿勢こそが、当社グループの「サステナビリティの基本方針」となります。

マテリアリティと経営理念・経営ビジョンの関係性

マテリアリティと経営理念・経営ビジョンの関係性の図

マテリアリティ特定のプロセス

当社は、サステナビリティ経営の最初のステップとして、以下のプロセスでマテリアリティを特定しました。

  1. 自社視点での「重要なESG課題」の検討
    ISO 26000、SDGs(Sustainable Development Goals)のほか、関連する国際ガイドラインや原則などに基づき、ESG課題の網羅的なリストアップを実施。
    その後、社員を対象としたアンケートと社内インタビューを行い、当社の事業に関わる機会とリスクの両面から重要度を踏まえて、候補を抽出。
  2. 外部ステークホルダー視点での「重要なESG課題」の検討
    主要顧客・株主などの外部ステークホルダーへのインタビューで得た知見や意見から、当社グループへの期待や要請を確認し、候補の絞り込みを実施。
  3. マネジメントによる討議・審議
    経営理念、経営ビジョン、SDGsとの関係性を整理し、各事業との関連性などを踏まえ、サステナビリティ委員会、経営会議、取締役会における議論を経て特定。

マテリアリティ特定イメージ

マテリアリティ特定イメージの図

ページトップへ