サステナブルファイナンス

サステナブルボンド

サステナブルボンド・フレームワーク

三菱HCキャピタル株式会社(以下、当社)は、2021年4月、三菱UFJリースと日立キャピタルの統合により、誕生しました。
当社は、長期的な視点でめざすありたい姿「経営理念」の実現に向けて、「10年後のありたい姿」を「未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター」と定めました。グローバルな産業構造の変化、デジタル化の加速、サステナビリティの重要性の高まりなど、社会や事業環境の変化を先取りし、お客さま、パートナーとともに、当社にしかできない社会的課題の解決に挑戦しています。

当社は、上記の取り組みを加速させるため、以下の通り、サステナブルボンド・フレームワーク(以下、本フレームワーク)を策定しました。
本フレームワークでは、以下の各種原則・ガイドラインにおける主要な要素(調達資金の使途/プロジェクトの評価と選定のプロセス/調達資金の管理/レポーティング)への対応を示しています。当社は本フレームワークに基づき、グリーン/ソーシャル/サステナビリティボンドを発行します。

  • 国際資本市場協会(ICMA)によるグリーンボンド原則 2021
  • ICMAソーシャルボンド原則 2021
  • ICMAサステナビリティボンド・ガイドライン 2021

サステナビリティボンド

第8回無担保社債(サステナビリティボンド)

  1. 概要
  2. 当サステナビリティボンドに関する投資表明
    投資表明投資家一覧(五十音順)
    • あいち尾東農業協同組合
    • アセットマネジメントOne株式会社
    • グリーン長野農業協同組合
    • 警視庁職員信用組合
    • 株式会社小糸製作所
    • 甲府信用金庫
    • セゾン自動車火災保険株式会社
    • 但馬信用金庫
    • 独立行政法人中小企業基盤整備機構
    • 銚子商工信用組合
    • 東海テレビ放送株式会社
    • 東京都職員信用組合
    • 長野信用金庫
    • 西尾信用金庫
    • ニッセイアセットマネジメント株式会社
    • 日本地震再保険株式会社
    • ネオファースト生命保険株式会社
    • 株式会社東日本銀行
    • 株式会社北洋銀行
    • 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    • 山梨県民信用組合
  3. レポーティング
    • 資金充当状況について
      2023年7月27日発行の第8回無担保社債(サステナビリティボンド)により調達された資金は、全額をグリーンビルディング認証を取得済みの物件(オフィスビル/倉庫)の開発・取得資金のリファイナンス、および介護・診療報酬債権ファクタリングに充当しました。(2023年7月末時点)
      なお、環境・社会改善効果等の詳細なレポーティングについては、資金調達から1年以内に実施予定です。

グリーンボンド

グリーンボンドとは、調達した資金の使途を再生可能エネルギー事業などの地球環境への貢献が期待されるプロジェクトに限定する普通社債です。旧三菱UFJリースは、2018年にリース会社として初めて国内公募形式によるグリーンボンドを発行しました。旧日立キャピタルは、2019年にグリーンボンドを発行しており、これらのグリーンボンドは、第三者認定機関によるオピニオンを取得し、国際資本市場協会(ICMA)が公表するグリーンボンド原則の基準を満たしています。

今後とも環境負荷の少ない持続可能な社会の実現に向けたさまざまな活動を実践するとともに、地球温暖化をはじめとした環境課題の解決に資する設備投資をサポートしていきます。

三菱UFJリースグリーンボンド

第1回グリーンボンド(国内無担保普通社債)

  1. 概要
  2. 適格性に関する第三者評価
  3. 当グリーンボンドに関する投資表明
    • 投資表明投資家一覧(五十音順)
    • エヌエヌ生命保険株式会社
    • 学校法人関西大学
    • 学校法人埼玉医科大学
    • 株式会社十六銀行
    • 東京海上アセットマネジメント株式会社
    • 株式会社東日本銀行
  4. レポーティング
    • 資金充当状況について
      2018年4月17日発行の第1回グリーンボンド(国内無担保普通社債)の調達資金においては、全額を適格グリーンプロジェクトの融資および出資事業に充当しました。適格グリーンプロジェクトでは、日本国内の太陽光発電プロジェクトで適格クライテリアをすべて満たしている5件を対象としています。(2022年3月末時点)
    • 環境インパクトについて
      適格グリーンプロジェクト5件による二酸化炭素排出削減効果の年間総量は約1.2万トン、年間発電総量は約24百万kWhです。(2022年3月末時点、出力規格に基づく理論値)
    • アニュアルレビューについて(2019年3月実施)
      第三者認定機関による適合評価が行われ、調達資金の使途およびレポーティングに関する基準の合致が確認されています。

日立キャピタルグリーンボンド

第77回無担保社債(グリーンボンド)

  1. 概要
  2. 適格者に関する第三者評価
  3. 当グリーンボンドに関する投資表明
    • 投資表明投資家一覧(五十音順)〔2019年2月22日時点〕
    • 尼崎信用金庫
    • ウエスタン・アセット・マネジメント株式会社
    • 株式会社かんぽ生命保険
    • 学校法人埼玉医科大学
    • 滋賀県信用組合
    • 学校法人四條畷学園
    • 株式会社十六銀行
    • 浄土宗
    • 巣鴨信用金庫
    • 住友生命保険相互会社
    • 学校法人成蹊学園
    • 大和住銀投信投資顧問株式会社
  4. レポーティング
    • 資金充当状況について
      2019年2月28日発行のグリーンボンドにより調達された資金は、全額を当社グループが発電事業者として運営する岡山県新見市の太陽光発電事業の設備購入資金などの一部に充当しました。
    • 環境インパクトについて
      岡山県新見市の太陽光発電グリーンプロジェクトによる二酸化炭素排出削減効果の年間総量は約1.7万トン、年間発電総量は約40百万kWhです。(2023年2月15日時点、出力規格に基づく理論値)

トランジションローン

トランジションローン・フレームワーク

当社は、トランジションローンによる調達にあたり、以下の原則・ガイドライン※に基づいたトランジションローン・フレームワークを策定し、適合性に対する第三者認証(セカンドパーティーオピニオン)ならびに適合書簡をDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社より取得しています。

  • 原則・ガイドライン
  • 国際資本市場協会(ICMA)によるクライメート・トランジション・ファイナンスハンドブック
  • 金融庁・経済産業省・環境省によるクライメート・トランジション・ファイナンス基本指針
  • ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)ほかによるグリーンローン原則2021
  • 環境省によるグリーンローンガイドライン2022年版

トランジションローン概要

名称 トランジションローン※
借入人 三菱HCキャピタル株式会社
借入期間 5年間
第三者評価機関 DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
貸付人 株式会社三菱UFJ銀行
  • 脱炭素社会の実現にむけて、長期的な戦略に則り、着実な温室効果ガス削減への取り組みを行う企業に対する、それらの取り組みへの支援を目的とした金融手法。

グリーンローン

1.グリーンローン概要

名称 グリーンローン
借入人 三菱HCキャピタル株式会社
借入期間 6年
貸付人 株式会社足利銀行
対象プロジェクト 宇都宮市立の小・中学校の給食施設及び上河内学校給食センターに新規で導入する給食調理場用の空調機器の取得
原則・ガイドライン
  • グリーンローン原則(2023年版)
  • 環境省グリーンローンガイドライン 2022年版

2.第三者評価

3.レポーティング

  • 資金充当状況について
    本グリーンローンで調達した資金は全額を宇都宮市立の小・中学校の給食施設及び上河内学校給食センターに新規で導入する給食調理場用の空調機器の取得に全額充当しました。
  • 環境改善効果について
    対象プロジェクトと一世代前の同一型式を比較し、推計値として概ね30%程度のCO2排出削減効果があります。

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