リースの基礎知識
リース・割賦取引とは
リースとは
リースとは、広い意味で賃貸借取引(お金を出して物を借りる取引)のことで、リース期間中に物件価額のすべてをリース料としてお支払いいただくファイナンスリースと、リース期間終了時のリース物件の価値を見込み、物件価額から控除した上でリース料を算出するオペレーティングリース取引があります。また、賃貸借取引にはリースの他にレンタルやチャーターなどの取引形態もあります。

ファイナンスリースとは
お客さまが希望される物件をお客さまに代わってリース会社が購入し、それをお客さまにリースする賃貸借契約です。原則中途解約不可で、リース期間中に物件価額・金利・諸税・保険料などを含めた代金をリース料としてお支払いいただきます。
割賦取引とは
お客さまが希望される物件を、契約期間(通常5年以内)にあわせて分割払いにて販売し、契約終了後に物件はお客さまの資産となる取引です。契約期間中の中途解約は禁止されており、契約額は物件価額や金利などの合計金額となります。
物件の管理責任、管理事務(対象物件は貸借対照表に資産計上し、減価償却・支払利息・保険料を費用計上する)はお客さまのご負担となります。
リース、レンタル、割賦の比較
リース取引 | レンタル取引 | 割賦取引 | |
---|---|---|---|
物件の選択 | お客さまが指定 | レンタル物件の中から | お客さまが指定 |
契約期間 | 比較的長期 | 比較的短期 | 通常5年以内 |
所有権 | リース会社 | レンタル会社 | お客さま(完済時) |
中途解約 | できない | できる | できない |
契約終了後 | 再リースまたは返却 | 返却 | お客さまの資産 |
管理事務(※) | リース会社 | レンタル会社 | お客さま |
頭金 | 不要 | 不要 | 原則必要 |
- 管理事務とは:
購入手続き、物件の償却、固定資産税の申告や納付、保険料の支払いなどの事務手続き。