PFI事業
PFI(Private Finance Initiative)は、社会資本整備に民間の資金・ノウハウを活用する手法です。当社は「民間資金等の活用による公共施設等の整備などの促進に関する法律」(通称PFI推進法)が施行(1999年)されて以降、積極的にPFI事業に取り組んでいます。
三菱HCキャピタルのPFIストラクチャー(一例)
一般的には参加する民間企業が設立した特別目的会社(SPC)がPFI事業者となり、事業に必要な資金をプロジェクトファイナンスという融資手法により金融機関から調達し、公共施設の設計・建築・維持管理・運営を行います。
また、PFIには維持管理期間にわたりPFI事業者が施設の所有権を保有する形態「BOT:Build Operate Transfer」、施設引渡時に所有権を国・地方自治体など公共側に移転する形態「BTO:Build Transfer Operate」などがあります。
三菱HCキャピタルは、代表企業、マネジメント企業、アドバイザリー企業として、事業やコンソーシアムにとって最適なストラクチャーを構築し、また、金融機関として、シニアローン、メザニンローン、劣後ローン、リースなどの様々なファイナンスの提供も行います。
PFIにおける三菱HCキャピタルの役割
事業全体を統括
コンソーシアムの組成段階から参画し、SPCへの出資や公共部門との交渉窓口となるなど、他の構成員と連携を取りつつ事業全体を統括します。
事業計画・FA業務
コンソーシアム内では、各種ファイナンス業務を通して蓄積した会計・税務・リスク分析のノウハウを活用し、事業計画の策定や、資金調達業務を担当します。
融資業務
FA業務にとどまらず、自らも長年培ってきたプロジェクト・ファイナンスの経験を活かし、各種条件に柔軟に対応する資金(シニアローン、メザニンローン、劣後ローン、リースなど)をご提供します。
SPCの事務管理
公共部門との契約主体となるSPCについて、その設立から事業終了後の清算まで、スムーズな事業遂行が行えるよう事務管理業務(財務経理業務を含む)を受託します。